令和3年度 実績のご報告

頬をかすめる風も暖かく感じられる季節となりました。会員の皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

昨年の国内外の情勢は決して穏やかなものではありませんでした。混沌(こんとん)とした様相を呈している世の中ですが、その中にあっても希望を抱き、前を向いて進んでいかなければなりません。

さて、2021年9月15日現在の総務省の推計では、日本の総人口は51万人減少しています。一方、65歳以上の高齢者人口は3640万人で、前年に比べ22万人増加し、過去最多となっています。2020年の「労働力調査」では、65歳以上の高齢労働力人口は922万人であり、労働力人口総数に占める割合は、10年前の8.8%から13.4%へと増加しています。

このような状況の中で、内閣府が60歳以上の人を対象に行った調査では、経済的な意味で日々の暮らしについて「困っている」と「少し困っている」と感じている人の割合は全体で33.8%となっています。

今後、高齢者を取り巻く環境は厳しさを増していくことが予想されますが、我々入間東部シルバー人材センターの実績は着実に上昇し始めています。

「生きがい対策」から始まった高齢者事業団は、生活費の「足し」を稼ぐための手段といった一面も持っています。さらに、シルバー人材センターにはハローワークや就業斡旋サービスなどにはない活動やコミュニティーがあります。「仕事」だけではない付加価値を提供することのできる団体として、会員の皆様や、センターをご利用いただくお客様にご満足いただくため、活動の幅を広げてまいります。

各年度の2月末日時点の実績値