平成31年度事業計画・予算

日本の総人口に占める65歳以上の割合は、27・7%(平成29年総務省「人口推計」)で、ほぼ3人に1人が65歳以上となっています。

当センターの会員平均年齢を見ると、平成19年に70歳を超え、その後は毎年高くなり、平成29年には73・3歳となり、飛躍的に高くなっていることがわかります。さらにこのまま推移すると、平成35年には会員の平均年齢は75歳を超える見込みとなります。今後、就業機会の確保や開拓とともに、安全対策やフレイル予防等の新たな環境整備についても検討を始めなければなりません。

一方、埼玉県において、平成31年度中に派遣事業のうちの一部業種の働き方の中で、就業時間の要件緩和を進める予定となっています。

また、地域班組織については有効な再編等の検討を重ねてきました。会員同士のつながりを大切にするために、工夫を凝らした懇親会や班独自のボランティア活動を行っている班もあります。しかし、懇親会を開催しても会員が集まらない、役員のなり手がいなくて地域班が機能していない等の悩みを抱えている現状もあります。そこで、やる気のある会員を大切にしながら、地域班制度に変えてサポーター制度をスタートさせる予定です。新たな制度として定着するまで、皆様のご理解ご協力のもと進めていきます。

1 事故0を目指して、安全就業対策を進めます

①仕事別グループによる就業現場の安全管理の推進

②安全委員会による就業現場の巡回による安全確認の実施

③安全就業義務違反の取扱いについて周知し実施

④安全担当者による作業道具、機材の使用方法・点検管理の推進

⑤各種講習会の開催

2シルバー人材センターらしい仕事を目指して、適正就業を推進します

①仕事別グループの設置促進、育成

②仕事別グループ運営の指針による運営の自己チェックの推進

③就業交替制度の新たな対象業種の検討

④就業に係る契約内容の確認、適正化への改正

⑤各種講習会の開催

3あらゆる機会を通じて、就業機会を確保します

①定期的に営業会議を開催し、効果的な営業活動の展開

②公共機関等から新たな仕事の獲得

③家事援助事業の積極的な展開

④一般労働者派遣事業及び有料職業紹介事業の実施

4強固な組織づくりを進めます

①会員サポーター制度の周知及び推進

②あらゆる機会を通じて会員増加への取り組みの推進

③入会説明会の内容充実を図る

④未就業会員の状況把握と就業促進

⑤財政基盤の確立

5会員の融和を進めます

①各種イベントの開催

②サークル活動の支援

③ボランティア活動の推進

6積極的なPR活動を推進します

①各種行事への参加

②センターのPRチラシ等の作成、活用

③市町広報紙の活用

④会員への事業運営状況の周知

⑤センター広報紙の発行

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事業計画及び予算については、理事会での承認事項です。

平成31年度事業計画及び予算については、平成30年度第13回理事会(平成31年3月20日開催)において承認されました。この事業計画及び予算については、平成31年度定期総会に[期日:平成31年6月15日(土)/会場:大井中央公民館]て詳細が報告されますが、4月1日から新年度が執行されますので、本号で概略をご紹介します。