シルバー人材センターを支える企業訪問

7月29日、富士見市のけやき子ども園を訪問し、金髙陽子園長に伺いました。

朝早くから登園する園児の声が溢れていますね?

ここは仮の園舎で、今はみずほ台の園舎を建て替えているところです。園児が129名もいるので、4、5歳児は通り向こうの同法人の園舎へ移動します。そのときは横断歩道を渡るので、職員のほかに杉浦さん(会員)にも朝夕の見守りをお願いしています。これが交通事故の抑止につながっています。

シルバーにはこのほかの仕事も依頼されていますか?

高橋さん(会員)に早朝から10時まで、園児の受け入れや保育・掃除を担っていただいています。シルバ―さんに資格は求めていません。補助的な形で働いてもらっています。

金髙園長先生
見守り業務の杉浦さんと

シルバーの起用はいつごろからですか?

平成15年からですね。最初は卒業証書の清書から始まったようです。富士見市のころのシルバーとのお付き合いですから、相当長くなります。

シルバーを利用しようとなったきっかけは何ですか?

元々、この園はシルバー世代の方々がパートで働いていました。早朝は若い子育て世代の職員では難しく、子育てが終わった世代の人にとっては働きやすいと考えたからです。そうしたなかで、シルバ―人材センタ―のお知らせを見かけ、お声がけしたのがきっかけです。

保育中の高橋さん
園児たちと当センターの宮成局長

シルバーの仕事ぶりはどうでしょうか?

シルバ―さんには年配者特有の穏やかさがあり、子育て経験を活かしながらまじめに仕事をしていただいています。皆さん、異口同音に「園児から元気をもらい、ありがたい」とおっしゃっていただいています。こちらとしても、たいへんありがたく思っています。

当センターには子どもと接する仕事を望む会員が多くいるのですが……?

子どもたちの環境にとっても、幅広い年齢の方がいるという状況はとても大事だと思います。高齢者と関わる機会は少ないのですから。

最後に、シニア世代の起用の拡大や受け入れ体制について考えられていることはありますか?

人生経験が豊富な方々と若い世代の方が同じ空間で働き、コミュニケ―ションをとっていくことは必要だと考えています。また、短時間であったり、細かいところで目が行き届かなかったりするところにピンポイントでご協力いただくことは、今後もあるのではないかと考えています。

長時間、ありがとうございました。

みずほ愛育会けやき子ども園
  • 富士見市水子4888(※ 現在建替中)
  • 富士見市関沢1-2705(仮園舎)
  • ☎049-254-0022

「健康な心とからだを育てる保育」をモットーに毎日保育にあたっています。