令和5年度 実績のご報告

桜の花が咲く季節になりました。皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

昨年は様々な出来事が起きた年でした。阪神タイガースが38年ぶりに日本一に輝いたり、大谷翔平選手がメジャーで日本人初の本塁打王になり、藤井聡太竜王が史上初の八冠独占を達成するなど明るいニュースもたくさんありました。一方で、昨年に引き続き物価は上昇し続け、ガソリン代などは160円前後を推移しています。企業のベースアップや各地域の最低賃金もそれに合わせて上がっておりますが、生活実態に合わせた上げ幅とまではなっていないのが現状です。

そのような状況を背景に、当センターへ入会される新規会員様の入会理由も、ひと昔前と比べると多様化しております。国の制度として始まった「高齢者事業団」は、時代の移り変わりとともに「シルバー人材センター」へと名称を変えていきました。

現在のシルバーは「生きがい対策」にとどまらず、高齢者の生活における収入面での重要な役割を担っており、年金や社会保障の不十分な点を補完しております。このようにセンターが高齢者の生活のセーフティネットの役割を果たしていることは、もっと周知されるべき事実であります。

昨年度の当センターの活動や成果については、下図のとおりとなっています。この1月よりオンラインでの入会説明会を始めるなど、入会の促進を図っています。今後もさらに会員の増加に資する活動を行っていきます。この地域でのお仕事や、人と人とのつながりを会員の皆様に提供することがセンターの責務です。皆さんの笑顔と健康の支えとなるよう、日々の事業運営に取り組んでまいります。

センターは、これからも会員の皆様と地域をつなげて、多種多様な機会の創出ができるよう、努力してまいります。

各年度の2月末日時点の実績値

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