会員の声 (4号)〜就業現場から〜

本号から就業している職場で大切にしていること、工夫していること、仲間との連携等を「会員の声」としてお届けしていきます。頑張っている仲間の声に耳を傾けてください。

気配りを大切にしたい

杉田 文男さん(ふじみ野市大原)

私が三七年間の「ドアツードア」の営業職で定年を迎えた十五年前、企業を重箱で例えるならセンターの仕事は四隅を清掃する仕事と思ったことと、様々な業種に携われることに興味を持ち、明るく楽しく役立ちたいと考えてセンターに入会致しました。

現在までに六業種に関わり、楽しく有意義に過ごさせていただいております。現在、ふじみ野市立市民交流プラザフクトピアで夜間受付け、部屋を利用する人たちの鍵の受け渡し、受取り業務を二人で交替で就業中です。

「フェイスツーフェイス」なので、気遣いで大切にしていることは、次の五つです。

一、明るく元気な笑顔

二、身だしなみで不快感を与えない

三、起立して対応

四、ニュース、天気等の話題にお客様との会話

五、お見送りの言葉「ありがとうございました」「お疲れ様です」

特にお見送りの挨拶は、次回の利用に繋がる言葉で重要と考えております。また、会社、仲間、センターに対しては「報・連・相」を意識し、お互いに迷惑、失礼にならぬよう心がけております。

シルバーの仕事は私の生きがい

松本 美津代さん(三芳町北永井)

シルバー会員になり、10月で3年が経ちます。今は週四日で二ヶ所の清掃作業をしています。上富にある会社と、もう一つは藤久保にあるお寺「広源寺」です。

広源寺の仕事は、今年の10月で1年になります。最初の頃、私のイメージはお寺って神聖で厳格な感じがあり、私に務まるのかと不安でしたが、仕事をしていくうちに住職や奥様の穏やかな人柄に触れることができ、ホッと安心しました。

仕事は一人で行っているので、自分のペースで決めて進められ気分的には楽です。土、日曜日はは法事などが予定されていることが多く、参拝者の方も来られるので、気持ちよく利用して頂けるように来訪者の気持ちになって清掃するようにしています。

本堂は畳敷きと板張りがあり、掃除機とダスキンモップをかけると、あとは水拭きです。扉を開けると心地よい風がスーッと吹き抜け、「さぁ、これから始めるぞ」と毎回気を引き締められます。

シルバー会員になる前は掃除なんて、楽でしょ!くらいに思っていましたが、清掃の仕事に携わってみて、大変な仕事だと痛感させられた一方で、やればやっただけの結果があるんですね。それは利用する方が気持ちよく利用できることだと思います。

そして私は「シルバーさんにこの仕事を依頼して良かった」と言ってもらえるような仕事をしていきたいと思います。

力を合わせて、仲良く就業

岩城 英隆さん(ふじみ野市霞ヶ丘)

私が就業しております「ふじみ野市立市民活動支援センター」(以下【支援センター】と)は、市協働推進課管轄の市内を中心に活動する市民団体(NPO、ボランティア、子ども会、町会、自治体など)のサポート、支援を行っており、上福岡駅前の市サービスセンターの一階にあります。

「支援センター」に登録している団体数は110以上、分野は「医療・福祉」「まちづくり」「環境」「文化・芸術・スポーツ」「子ども健全育成」など多岐にわたり、多くの市民の皆さんが活動されています。「支援センター」では、活動の支援・広報、団体間の連携・交流(年一回の全体交流会も含む)及び地域に活かす講座・学習等を行っております。

このような職場環境において、シルバー人材センターから5名(女性3名・男性2名)がローテーションで就業、私たちの他、コーディネーター(職員)が2名おられます。

仕事内容は、来訪者や電話の対応、会議室スペースの利用管理、印刷機による印刷、毎月一回の「センター通信 駅前COCOから便」の発行、各種データ入力、各団体のチラシ等の掲示・管理等、広範囲にわたっています。

ローテーション就業なので、5人が一同に会することができないため、年に2回、連絡会議兼懇親会を開催しています。私たち一同、微力ながらも市民の皆さまのお役に立てれば幸いに存じます。

なお、祝日、年末年始を除いては年中無休です。お近くにおいでの節はぜひお立ち寄りください。5人のうち誰かがお待ちしております!