会員の声 (5号)〜就業現場から〜

職場で大切にしていること、仲間との連携等をお届けします。頑張っている仲間の声に耳を傾けてください。

女性が初めて駐輪場

吉岡 信子さん(富士見市)

ふじみ野交流センターで5年就業して、半年間の充電期間を経て10月から、ふじみ野東口駐輪場に就業中です。これまで駐輪場に就業する方は、全員男性とのこと。今回私が初めて就業したことに、驚きと同時にプレッシャーを感じています。

駐輪場は男性の仕事、と思っている方が多いのではないでしょうか。実は私もそう思っておりました。

就業説明会で、担当職員から女性でもOK、事務処理が中心の仕事ですと聞き、また駐輪場に就業中の会員から「女性でも十分にできる仕事ですよ」とアドバイスも頂きました。これからは、私につづいて全駐輪場に女性が就職し、活躍していただきたいと心から願っています。

勤務体制

15名が5名ずつ朝・昼・夜の3グループに分かれ、1ヶ月ごとの交代で5名の内2名が就業につくローテーション体制です。

仕事内容

  • 定期利用の更新手続き
  • 一時利用券、券売機管理
  • 自転車の整理・整頓
  • その他事務手続き等

駐車する場合はラック方式のため、入出庫については、セルフサービスでお願いしています。

ご利用のお客様に

「おはようございます」「いってらっしゃい」など明るく、元気に、笑顔でのご挨拶を忘れずにお届けするお客様接遇も大切な仕事の一つです。

私が担当している『組織委員会』が毎月四回開催している「入会説明会」でも女性の参加者が増えている傾向にあります。女性の方が、一人でも多く入会していただくためにも、今後様々な職場での女性の就業拡大ができればと願っております。

仕事の達成を100%に!!

狩野 雪子さん(富士見市)

公民館・コミセン関係の中で唯一富士見市の指定管理を受けている富士見市立針ヶ谷コミュニティーセンターの建物管理業務に就業しております。昼も夜も全てシルバーの人材で管理しているコミセンです。

仕事内容は、ほぼ他のコミセンと変わりないと思いますが、館内利用をする利用者の仮予約を本予約に替えるなど多少のパソコン技量も要求され、それに伴う利用料の預かり等の事務処理が加わります。この辺りは他の建物管理との違いと云えば違いかもしれません。シルバーがやっているからと世間は甘く見てくれません。逆にちょっとしたことでも「やっぱりシルバーだから」と言われないとも限りません。

こんな中で春と秋の消防訓練後に行われている職場会議は、本部からの伝達をはじめ、日頃思っていること、感じていること等を話し合い、今では職場環境を良くする上でも欠かせない手段の一つとなっております。「慣れと加齢」による巡回時の見逃しや、うっかりミスなどを大きく取り上げ問題化して話し合います。この秋の職場会議においてもミスをなくすために普段行われているダブルチェックの強化とやり方を話し合いました。翌朝巡回時に(主に館長)気が付いたこと、特に見落とし等出た場合は事務所の大きなカレンダーの日にちに赤印を入れ、ミスを起こした就業者以外でもわかるようにする等、各自が気を引き締め就業意識を高める取り組みの一旦として実施しております。

ダブルチェックに関しても日々ローテーションにより組まされた二人の息が合わなければ達成できません。お互いに声を掛け合う等の連携がとても大切になります。利用者さんに気持ちよく利用していただくうえでも連携がうまくいかないと対応に現れがちです。問題なく一日が終わってはじめて100%の仕事達成です。

シルバー人材センターの理念の一つで「共働・共助」が問われる場でもあります。